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ファランクス(Phalanx)は、アメリカ合衆国のレイセオン・システムズ社製、艦艇用近接防御火器システム(CIWS)であり、Mk.15の名称が付けられている〔Thomas, Vincent C. ''The Almanac of Seapower 1987'' Navy League of the United States (1987) ISBN 0-9610724-8-2 p.191〕。6砲身のゼネラル・エレクトリック社製20mm ガトリング砲M61A1(狭義の「バルカン砲」)を用い、捜索・追跡レーダーと火器管制システムを一体化した完全自動の防空システムである。対艦ミサイルからの防御を主目的とする。 名称は、古代ギリシアで用いられた重装歩兵の密集陣形「ファランクス」に由来する。 == 開発経緯 == 第三次中東戦争に続く消耗戦争の1967年10月に、エジプト沖で哨戒中のイスラエル駆逐艦「エイラート」が、ポートサイド港のエジプト海軍のミサイル艇から発射されたソビエト連邦製のP-15対艦ミサイルに撃沈された。このエイラート号事件は、西側海軍に対艦ミサイルの脅威を知らしめた。アメリカ海軍は、この事件を契機に対艦ミサイル防御システムの開発を開始することとなった。 1969年に研究が開始され、1970年にプロトタイプ実験、1976年に評価試験が行われ、1980年より配備開始。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ファランクス (火器)」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Phalanx CIWS 」があります。 スポンサード リンク
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